空室対策。 ワンルームを素敵に!

老朽化した賃貸ワンルームは、年々借り手からの人気がなくなっていき、空室時期が目立つようになってしまいました。何か対策をしなければ!でも、費用はかけられない!試行錯誤のブログです。

お部屋のいいとこ探ししよう!その3

さて、退去後、ピカピカに清掃した、壊れた箇所は修繕できた、そして、

温水洗浄便座とカメラ付きインターホンもついた。

いよいよ、ここからが問題です。

古ぼけたこの部屋。

この部屋の魅力はどこ?

 

まずは、壁紙。

真っ白だった壁紙が、ヤニで茶色く変色しています。

ほんの少しの汚れだったら、洗剤で落としたり、または、白のペンキで

上から塗ったりと、方法もありそうですが、修復は無理な壁紙でした。

とても、人様に部屋を貸せる状態ではありません。

 

壁紙の張り替えは、安い家賃で貸しているアパートでは痛い出費ですが、

該当のお部屋は、随分長い間住んでいただいたお部屋だったので、無条件で

張り替え決定となりました。

 

壁紙ほど便利なものもないと思います。

なにせ、バーっとはがしてしまって、新品の壁紙に張り替えれば、

一気にピカピカの清潔感を出すことが可能です。

最近では、クロスを張らずに、オーナー自ら退去の度にペンキを上塗り

して管理しているお部屋もあるそう。

そうすると、クロスの張替え代金よりも安いんだそうで。

しかし、これにするには、

 

ナチュラルにペンキをラフに塗っていても

おかしくないインテリアである

 

ことが前提です。

そして、そういう内装にするにはやはり費用がかかります。

 

う〜ん、やはり、量産型の安い白クロスを貼るのが一番手っとり早いのかなあ。

壁紙のお値段を調べましたが、最近は壁紙もネット購入できるし、DYIブーム

もあってか、自分で壁紙を上手に貼る人も増えているんだそう。

 

壁紙にノリがついていて、手軽に素人にも貼りやすい壁紙なんていう商品も

あるようです。

 

 

 

 

ですが、やはり、私には自分で上手に貼る自信がありませんでした。

普段からDYIが趣味な人ならやれるかもしれませんが。

(知人で、自宅をほとんどDYIで改装した人がいます。

 工作的なことが大好きなんだそう。キッチンのシンクも自分で

 取り替えていました。)

 

ここはいつも通り、業者さんにクロスの張替えをお願いしよう。

 

そう決めたのは決めたのですが、ネットで壁紙を様々調べていた私は、

ある一つのプランが思いつきます。

 

案外、壁紙って、そう高くはないかも?

白いクロスにこだわらず、お部屋の魅力がアップする柄を貼ってみたら?

 

壁紙の張り替えは、材料費よりも、職人さんの技術料金が高く、壁紙自体は

量産品で安いものがたくさん種類があるようなのです。

 

白は無難な色です。万人に受け入れられ、どんなインテリアにも馴染みやすい。

しかし、面白くもないんです。

今は、「アクセントクロス」なのものが流行っているようで、全体の壁は基本

白でも、お部屋の壁の一面を、鮮やかな色ものにしたり、柄ものにしたり、

イケア風な北欧絵柄ものにしたり、そんな遊び心が若い人にはうけてるようです。

 

壁一面を、アクセントクロス にしたら、どうだろう?

 

費用はさほど変わらず、若い人にうける部屋にできるのなら、これはいいのでは

ないか?!

 

そう考えた私は、部屋の写真をとって、パソコンに取り込み、アクセントクロス 

にするなら、この一面の壁だろう、そういう壁面を決めて、パソコンの画像上で

その壁面にいろいろな色をのせてみました。

回りが真っ白な壁なんだから、アクセントにするには、ビビットカラーの

方がポイントになりやすいし、ネットで募集をかけた時に目をひきやすいのでは。

 

しかし、色をのせてみたパソコン画面を見て愕然とします。

 

何色にしても、どれも似合わない・・・。

 

アクセントクロス なんて、新築のおしゃれなワンルームがやってると

映えるのですが、古くてボロのワンルームがやったところで、

その壁一面が、ただただ浮いて見えるだけです。

部屋全体としてのバランスが非常に悪い。

おしゃれ度なんて皆無でした。

 

人と同じことをしてもダメです。

人がやっていいということをしても効果は上がりません。

部屋にもそれぞれ個性があります。

古いワンルームでも、あざやかなアクセントクロス で、魅力が増す物件も

あるとは思います。

ただ、私が試みてみようとした部屋では、ちぐはぐな印象にしかならず、

よくなりそうな気配はありませんでした。

 

その部屋の良さは、その部屋にしかない。

 

あざやかな色あいのアクセントカラーで、一面だけ壁紙の色を変えるという

作戦は、すぐに行き詰まります。

 

ヤニだらけの壁紙部分を、真っ白なクロス に張り替えたところで、

フローリングは老朽化しているし、クロス 部分以外の壁面も

古さが隠せないし。

全体的に非常に使い込まれた印象がすごすぎる。

 

きれいな色合いだと、ボロが目立つんだから、きれいな色合いではない

ボロにも馴染む柄だったらどうだろう?

例えば、今流行りのレンガ柄とか、アンティーク感のある木目柄とか。

ブルックリンスタイルだかなんだか知らないけど、レンガの壁って

若者には人気らしい。

 

実際にレンガを直接貼ることも考えましたが、こちらもハードルが高すぎる

上に、レンガ自体が高い。レンガ柄の壁紙ではどうだろう。

 

早速、数枚、壁紙見本を取り寄せて、壁に小さな見本を貼ってみました。

レンガと一口に言っても、こぎれいなレンガ柄から、劣化した風合いの

レンガ柄から様々。

 

劣化した風合いのレンガ柄を貼ってみる。

悪くはないね。ボロに、劣化した風合いが馴染んでる。

でも・・・。

 

なんだこのハリボテ感は。

遠くから見ると立体なのに、近くから見ると、平面っていう。

学芸会とかでよくある、安い舞台セットの壁って感じ。

 

カッコ悪すぎる。。

 

じゃあ、小ぎれいなレンガ柄は・・・。

この感じ、どこかで見たことある。

えっと・・・。

あ、そうだ、この壁は

 

スーパーの食品売り場!!

 

によくある壁だ。

何かこの部屋にはしっくりこないなあ。

 

今度は、一番レンガ柄が薄いのを貼って見る。

よく見るとレンガ柄だけど、柄がうすくてぼんやりとしか柄がわからない。

あれ?印象が薄い分、他のレンガ柄よりも嫌味な感じがない。

でもこれじゃあ、レンガ柄にする意味がないよね。

とりあえず、後ろに下がって部屋全体を見てみる。

 

あれ?悪くないかも。

全体真っ白よりは微妙に変化があるし、柄が薄いからうるさくないし。

 

そんなワケで、壁紙がこれに決定しました。

 

部屋の良さはその部屋それぞれ。

アクセントにするのは、玄関ドアを開けたすぐの壁ですか?

それとも、一番面積の広い壁ですか?

それとも、トイレの壁ですか?

 

部屋と対話して、一番魅力的に変化しそうな箇所を探してください。

 

下の画像は、記事とは関係ありませんが、私の好きなショップ、

壁紙屋本舗さんの商品画像です。

この画像の商品は輸入壁紙でお高いものみたいなので、ちょっと手が

でませんでしたが、レンガ柄と一口に言っても、いろいろあるんですね。

特に、輸入壁紙はアートなものが多くて、見てるだけでも楽しいです。

賃貸向けに考えると、ちょっとコストがかかり過ぎかな?