空室対策。 ワンルームを素敵に!

老朽化した賃貸ワンルームは、年々借り手からの人気がなくなっていき、空室時期が目立つようになってしまいました。何か対策をしなければ!でも、費用はかけられない!試行錯誤のブログです。

電球は交換しておこう。

お部屋が空室になり、清掃が終わった後、確認したいことの一つに、

 

電球

 

があります。

 

電球なんて、切れてたら入居者が自分で取り替えるのでは?

 

そう思うかもしれませんが、必ずチェックしてみて、いかにも

古そうな電球は、切れてなくても必ず取り替えます。

(完全に切れてる電球を交換するのはもちろんですが。)

 

入居してみて、すぐに電球が切れたら、そりゃあもう印象悪いですよね。

そんな細やかな心配りが、より良い顧客を引きつけるのでは?

と考えます。

きちんと整備された部屋には、きちんとした人を引きつける力がある

と信じています。

逆に、管理がずさんでいい加減な部屋には、いい加減な人を引きつける

オーラが出てしまう、そう思って心しています。

(そういう発想でやっていれば、入居者の方にも喜んでもらえますし。)

 

実際、空室時の部屋の管理を徹底してやるようになったところ、

入居者の質が変わってきたように思うのです。

募集時は、「おもてなし手法」を使い、退去後は故障箇所点検、電球

確認、プラスアルファの魅力アップ作戦、・・・色々やっていると、

清潔感や、そういう「きちっと感度」が高い人の目に止まるのです。

 

「おもてなし手法」についての過去の記事はこちら。

 

 

 

oneroom-chintai.hatenablog.com

 

 

 

oneroom-chintai.hatenablog.com

 

 

 

老朽化が進み、不動産会社に言われるがままに家賃を募集の度に

下げ続け、管理がいい加減、・・・そんな時にやってくる入居者

の方の中には、家賃を滞納される方もちょいちょいおられましたが、

今は、滞納ゼロとなりました。

 

魅力アップ、清潔感アップ、おもてなし感アップ、これらの作戦は

いいことづくめのようにも思えますが、デメリットもあります。

それは、

 

費用がかかる

 

ことです。

大規模改修ほどではなくても、ちょいちょい出費があります。

しかし、それによって部屋の魅力が増すことになれば、家賃を

上げるという選択も可能になってくるのです。

かかったコストは、家賃で回収しましょう!

だからこそ、コストは抑えて、家賃にのせる金額を少なくて良い

ように工夫するです。

ボロの部屋をピカピカの新品にするのではなく、古くても魅了的な

部屋を目指していきましょう。

 

(あくまで、周囲の物件をリサーチして、相場家賃を研究した上の

話ですが。)

 

ぜひ、魅力あふれる部屋づくりをして、家賃の値下げに歯止めを

かけてください。

 

 

 

 

 

 

 

どこか一つ手を入れるならトイレがおすすめ。

前回の続きです。

おもてなし作戦も虚しく、入居者が決まらなかった部屋の話です。

 

 

 

やはり、部屋自体にどこか手を入れようと思ったのですが、低予算で

どこか1か所、部屋の魅力アップが図れる箇所・・・・と、いうのが

一番難しい。

 

部屋で重要だけど見過ごされがちな箇所は、個人的に

 

玄関とトイレ

 

だと思っています。

メインの部屋それ自体に手を入れると、面積が大きいから費用が高くなり

がちです。

また、床だけ、壁だけ、と一部だけ手を入れると、うまくいけばいいのですが

ヘタすると、改修箇所だけが浮いてしまい、バランスが悪いことにも

なりかねません。

 

玄関の雰囲気アップや、トイレの雰囲気アップなら、面積が狭い分

費用が抑えられますし、ちょっとしたことで雰囲気が変わりやすいのでは?

 

そう考えた私は、今回の改修箇所を

 

トイレ

 

に決定しました。

なぜか。

この部屋は、とにかくトイレがみすぼらしかった。

全体に部屋が古いのは古いのですが、特にトイレには華がないというか・・・。

部屋がそれなりでも、トイレがおしゃれだったりすると、気分も

上がりませんか?

今では、どこへ行ってもトイレが綺麗な施設が増えました。

公衆トイレでさえ、綺麗なところもあります。

家に帰って、ちょっとトイレに入ってホッとした時に、トイレが居心地の

良いものだったら、それだけで部屋の価値が上がる気がするんです。

 

まず、おしゃれなトイレの画像をネットで集めて研究します。

今、どんなトイレが流行りなのか?

 

やはり、壁一面をアクセントクロスにする手法は、トイレの個室内でも

多いですね。

トイレは、全体は白で、奥の一面の壁のみ、きれいな色味のアクセントクロス

にしました。

トイレは面積が小さい分、壁紙も思い切って冒険することができそうです。

トイレのアクセントクロスだと、ちょっと割高な壁紙でも取り入れやすいですよね。

 

 

また、トイレットペーパーのホルダーが、随分昔に取り付けたままの古い

ものだったので外して、ちょっとおしゃれなペーパーホルダーに変え

ました。

今時なデザインのナチュラルモダンなホルダーです。

同時に、黄色く変色していたタオルかけも取り替えました。

 

おーっ、トイレが素敵なリラックスルームに大変身!!

壁紙もですが、ペーパーホルダーでだいぶ印象変わりますね。

 

そんな感じで、トイレの大改装が終了したのですが、その後にきた

見学者の方は、すぐに契約を決めていただきました。

 

まずは、トイレを見直してみる、ありかも知れません。

 

下記の画像は記事とは関係ありませんが、楽天で販売されているおしゃれな

ペーパーホルダーの数々。

今は、いろんなホルダーが売られているんですね。

ちなみに、今は、ホルダーの上がちょっとしたテーブルみたいになって

何か置けるデザインが人気のようですよ。

芳香剤置いたり、観葉植物置いたり、スマホのせてみたり。

便利みたいです。

 

 

おもてなし手法は有効か?

さて、前回からの続きです。

修繕とクリーニングが終了した部屋。

ネットで入居者募集をかけましたが、閑散期ということもあり、

なかなか契約まで至りませんでした。

 

そこで、「おもてなし作戦」を実行してみました。

 

 

oneroom-chintai.hatenablog.com

 

その結果ですが、見学者は来たのですが、やはり契約には至らず。

みなさん、よくよく物件を吟味している感じがします。

部屋に入った時の印象は格段にアップしたはずですが、肝心な部屋自体の

魅力に欠けているんだと思うのです。

そりゃあ、老朽化してボロになってる部屋ですからね。

掃除で清潔感を出してみても、それだけでは決め手にならないでしょう。

おもてなし作戦が失敗だったとはいいません。

これはこれで勉強になったと思いました。

ただ、おもてなし作戦だけ、でもダメだということなんだと思います。

 

部屋の魅力アップかあ・・・。

以前、ご紹介したアクセントクロスはどうだろう?

この部屋は、前回の入居者の入居期間が短く、壁紙がとても綺麗な状態の

部屋だったので、壁紙はよくあるタイプの白い壁紙のまま、張替えも

していませんでした。

 

 

アクセントクロスを検討した過去の記事はこちら。

 

 

oneroom-chintai.hatenablog.com

 

ただ、この部屋にアクセントクロスは似合いませんでした。

全面改装するなら、アクセントクロスもありでしょうが、基本的に

 

老朽化した部屋に、壁一面だけ

おしゃれな壁紙を貼っても

似合う可能性は少ない

 

のです。他人が似合ってる洋服って、自分には似合わなかったりしますよね。

部屋もそうだと思うんです。

背の高い人、低い人、太ってる人、痩せてる人、その人それぞれに似合う

洋服があります。

その人の性格もあるでしょう。

部屋も同じです。

たまたま、前回紹介した部屋は、ジャストフィットしましたが、

そういう部屋ばかりではない、ということですね。

一面だけ、壁紙を工夫して張り替えても、そこだけ浮いて見えるようでは

やる意味がないと思いました。

 

その改装、的を得ているのか?

よくよく考えないとだめですね。

 

(ここは人任せにしないで、自分で考え抜かなくては!

 業者さんとか、デザイナーさんとかいろんなこと言って見積もり

 持って来ますが、基本、業者さんは自分の会社の利益が一番の

 優先課題なので、見ている方向性が違うのは当たり前です。)

 

かと言って、全面改装ほどの予算はありません。

 

真っ先に見直す重要ポイントに「家賃」が適正価格か?

というのもありますよね。

高望みして、高い家賃設定になっていないか?

これについては、老朽化とともに、不動産会社に言われるがままに

家賃を募集の度に、ちょっとずつ下げ続けた結果、もうこれ以上は

下げられない値段になってました。

面積と相場から言っても、高いとは全く思えません。

家賃だけはもう下げたくない。

 

 

きっと、この子(部屋)にはこの子(部屋)の魅力を伸ばせるところが

あるはず!

ただし、そんなにお金をかけずに・・・。

また、部屋を擬人化してしまいましたね(笑)。

すみません。クセで。

 

これは、おまけ的な要素ですが、おもてなし作戦をやったおかげで、

不動産会社の方が熱心に営業してくれるようになった気がするんです。

 

閑散期にしては、見学者がぼちぼちとみえてましたし。

実は他の部屋が目当てのお客さんで、その部屋を契約させるための

比較対象として、該当物件見学の前に誘導しただけだったとしても、

全然いいんです。(実際のところはわかりませんが。)

 

なにせ、見学してもらわないと、契約検討してもらうテーブルにはついて

もらえないわけですから。

 

さあ、どうする?

最低限の予算でどこかに手を入れるとしたら、どこ?

 

次回に続きます。

 

 

 

入居前に部屋に見学に来る人たち。

【 内見者をひきつける方法は? 】

 

さて、以前お話した、床が傷ついてしまった部屋の話題です。

白く変色したフローリングを、なんとか修復して解決した話を

しましたね。

その後、修繕、清掃、全て終了し、不動産屋さん2社にお願いして、

ネット募集をかけました。

 

内見者が数名みえたようなのですが、決め手にかけるらしく、

契約には至らず。

まずいな〜。

空室期間が長引くのはあせります。

特に、空室になった時期がよくなかった(汗)。

3月の年度末引越しシーズンがすっかり落ち着いた後の4月下旬。

ここから夏過ぎまで、賃貸不動産では閑散期です。

特に、入学や会社の転勤などで必要に迫られて、何が何でも部屋を

探さないといけない人がターゲットではなくなります。

 

じゃあ、どんな人に狙いを定めるのか。

 

いい部屋があったら、引越ししようかな?

 

って、人たち。

 

 

そこで、マンション販売によくみられる

 

お・も・て・な・し・手法

 

を試してみました。

 

滝クリ風に言ってみてください。あ、もう古いですか?

 東京オリンピックも開催地決定してから随分経ちましたよね。

 もうリアル東京オリンピック、現実味を帯びてきています。)

 

これもネットやら本やらで読んで、賃貸アパートでもこんな風に内見者に

アピールしている人がいるんだというののマネです。

マネ、いいじゃないですか!

実力も知識もないんだから、最初はマネから入るのもアリだと思うんです。

うまくいってる人を真似てみようじゃないか!

空室が長引くよりはマシだ。

とにかくやってみよう!!

やれることはなんでもやってみるんだ!!

 

その、おもてなし手法とは、旅館の女将になりきって、お客様(内見者)を

お迎えしてみようというもの。

実際に案内するのは、不動産会社の方ですから、この場合の「おもてなし」は、

内見者へのトークや対応ではなく、

 

まるで気の利いた旅館にきたかのような、

『ウェルカム感』を建物で感じてもらう

 

です。

 

「この部屋においでよ〜。この部屋ならワンルームライフが楽しくなるよ。」

部屋自体が、内見者に語りかけてくるような?!

 

また部屋を擬人化してしまいましたが(笑)、要するにまとめるとそういう

ことです。

 

これを実現するには、地味ではありますが、まずは

 

部屋に清潔感がある

 

これにつきます。

掃除なんて業者さんに頼んでやってもらったよ!

そう言ってるあなた、ただの清潔感じゃあありません、まるで

手入れの行き届いた旅館にでもきたかのような、清潔感です。

 

空室期間が長くなれば、清掃後、またホコリっぽくなってる箇所も

あるでしょう。

特に、窓枠のサッシ部分の溝はホコリがたまりやすいので、内見者が来る

前には、全くホコリのない状態にしておきましょう。

ピカピカしてるとこが数カ所ある、それだけで『ウェルカム感』でますよ。

流し台の目立つところは、常にピカッと光ってる感じが望ましいですね。

あとは、どこから入り込んだんだか、死んだ虫が落ちてるという、

あるある事象を見かけますので、くまなくチェックして取り除いでおき

ましょう。

タバコなどの臭いがかすかに残ってる場合も、再度消臭対策しましょう。

 

これをするだけで、部屋の空気が凛としてくるから不思議です。

老朽化した部屋でも、手入れが行き届いているような雰囲気を

醸し出すことができます。

 

忘れがちな玄関まわりも重要です。

部屋の印象は、入り口とトイレで決まると言っても過言では

内容に思います。

入り口を入った時から、見学者の印象は決まっていくのです。

玄関まわりは特にキレイにしておきましょう。

郵便受けなどがドアの外すぐにある場合は、郵便受けも磨いて

おきましょう。

 

ずっと昔、一年間空室になっている部屋を見に行ったことがありますが、

畳がボロボロになっていてひどかったです。

ボロボロになった畳は半年ほど前に取り替えたばかりだというのですが、

空室になって閉め切りになり換気されない部屋は、傷み方が加速していく

ようです。

うっすらホコリっぽいその部屋の廃れた感、ハンパなかったですね。

ああ、この部屋の空室はさらに長引くだろうな、そう感じました。

(しかし、駅から遠いとはいえ、安い家賃でとても広いお部屋だったので、

 やり方を変えたら人が来るんじゃないかなあ?とも感じました。)

 

次にやってみたのは、

 

ウェルカムボードを作る

 

です。

ネットで検索すれば、不動産内見者向けのウェルカムボードの画像が

多数出てきますので、参考にしてみてください。

どんなウェルカムボードがいいのかは、部屋それぞれの個性によって

変わってくると思います。

 

新築マンションじゃああるまいし、バカバカしい!!

 

そう思ったあなた。

老朽化したワンルームだからこそ、アピールした方がいいんです。

 

100均で小さな額縁を買ってきて、パソコンでプリントアウトした

紙を入れて入り口に飾るだけです。

 

内容は、部屋によって変えるべきですが、募集中の部屋は、これまでの

入居者の平均年齢や性別を考えて、

 

近隣のおすすめカフェと、おすすめ景観スポットを簡単に紹介

 

したウェルカムボードにしました。

簡単なものでいいんです。

サクッと5分で作れるくらいの。

ただ、楽しさを演出するために、イラストや写真など入れ込むと

いいですね。

時間をかけて作る必要はありませんが、センスがいいに越したことは

ないです。

既存のフォーマットなどを利用するか、そういうのが得意な人に

ちゃちゃっと作ってもらうっていうのも手かと思います。

 

ついでに、ウェルカムボード周辺に、100均で購入した、造花や

季節の雑貨などを、くどくない程度に置くとウェルカム度アップします。

こんな時、とっても頼りになるのが、

 

セリア

 

です。

言わずと知れた100円ショップではありますが、こういう内見者を

お迎えするのに役立つおしゃれなグッズが豊富です!

お値段、100円。

何よりこれがうれしい!

できるだけ、コストは抑えたいですよね。

 

さあ、これで、おもてなし手法は終わりです。

ここまでやって、さて、入居者は決まるのか??!

 

 

お部屋のいいとこ探ししよう!その3

さて、退去後、ピカピカに清掃した、壊れた箇所は修繕できた、そして、

温水洗浄便座とカメラ付きインターホンもついた。

いよいよ、ここからが問題です。

古ぼけたこの部屋。

この部屋の魅力はどこ?

 

まずは、壁紙。

真っ白だった壁紙が、ヤニで茶色く変色しています。

ほんの少しの汚れだったら、洗剤で落としたり、または、白のペンキで

上から塗ったりと、方法もありそうですが、修復は無理な壁紙でした。

とても、人様に部屋を貸せる状態ではありません。

 

壁紙の張り替えは、安い家賃で貸しているアパートでは痛い出費ですが、

該当のお部屋は、随分長い間住んでいただいたお部屋だったので、無条件で

張り替え決定となりました。

 

壁紙ほど便利なものもないと思います。

なにせ、バーっとはがしてしまって、新品の壁紙に張り替えれば、

一気にピカピカの清潔感を出すことが可能です。

最近では、クロスを張らずに、オーナー自ら退去の度にペンキを上塗り

して管理しているお部屋もあるそう。

そうすると、クロスの張替え代金よりも安いんだそうで。

しかし、これにするには、

 

ナチュラルにペンキをラフに塗っていても

おかしくないインテリアである

 

ことが前提です。

そして、そういう内装にするにはやはり費用がかかります。

 

う〜ん、やはり、量産型の安い白クロスを貼るのが一番手っとり早いのかなあ。

壁紙のお値段を調べましたが、最近は壁紙もネット購入できるし、DYIブーム

もあってか、自分で壁紙を上手に貼る人も増えているんだそう。

 

壁紙にノリがついていて、手軽に素人にも貼りやすい壁紙なんていう商品も

あるようです。

 

 

 

 

ですが、やはり、私には自分で上手に貼る自信がありませんでした。

普段からDYIが趣味な人ならやれるかもしれませんが。

(知人で、自宅をほとんどDYIで改装した人がいます。

 工作的なことが大好きなんだそう。キッチンのシンクも自分で

 取り替えていました。)

 

ここはいつも通り、業者さんにクロスの張替えをお願いしよう。

 

そう決めたのは決めたのですが、ネットで壁紙を様々調べていた私は、

ある一つのプランが思いつきます。

 

案外、壁紙って、そう高くはないかも?

白いクロスにこだわらず、お部屋の魅力がアップする柄を貼ってみたら?

 

壁紙の張り替えは、材料費よりも、職人さんの技術料金が高く、壁紙自体は

量産品で安いものがたくさん種類があるようなのです。

 

白は無難な色です。万人に受け入れられ、どんなインテリアにも馴染みやすい。

しかし、面白くもないんです。

今は、「アクセントクロス」なのものが流行っているようで、全体の壁は基本

白でも、お部屋の壁の一面を、鮮やかな色ものにしたり、柄ものにしたり、

イケア風な北欧絵柄ものにしたり、そんな遊び心が若い人にはうけてるようです。

 

壁一面を、アクセントクロス にしたら、どうだろう?

 

費用はさほど変わらず、若い人にうける部屋にできるのなら、これはいいのでは

ないか?!

 

そう考えた私は、部屋の写真をとって、パソコンに取り込み、アクセントクロス 

にするなら、この一面の壁だろう、そういう壁面を決めて、パソコンの画像上で

その壁面にいろいろな色をのせてみました。

回りが真っ白な壁なんだから、アクセントにするには、ビビットカラーの

方がポイントになりやすいし、ネットで募集をかけた時に目をひきやすいのでは。

 

しかし、色をのせてみたパソコン画面を見て愕然とします。

 

何色にしても、どれも似合わない・・・。

 

アクセントクロス なんて、新築のおしゃれなワンルームがやってると

映えるのですが、古くてボロのワンルームがやったところで、

その壁一面が、ただただ浮いて見えるだけです。

部屋全体としてのバランスが非常に悪い。

おしゃれ度なんて皆無でした。

 

人と同じことをしてもダメです。

人がやっていいということをしても効果は上がりません。

部屋にもそれぞれ個性があります。

古いワンルームでも、あざやかなアクセントクロス で、魅力が増す物件も

あるとは思います。

ただ、私が試みてみようとした部屋では、ちぐはぐな印象にしかならず、

よくなりそうな気配はありませんでした。

 

その部屋の良さは、その部屋にしかない。

 

あざやかな色あいのアクセントカラーで、一面だけ壁紙の色を変えるという

作戦は、すぐに行き詰まります。

 

ヤニだらけの壁紙部分を、真っ白なクロス に張り替えたところで、

フローリングは老朽化しているし、クロス 部分以外の壁面も

古さが隠せないし。

全体的に非常に使い込まれた印象がすごすぎる。

 

きれいな色合いだと、ボロが目立つんだから、きれいな色合いではない

ボロにも馴染む柄だったらどうだろう?

例えば、今流行りのレンガ柄とか、アンティーク感のある木目柄とか。

ブルックリンスタイルだかなんだか知らないけど、レンガの壁って

若者には人気らしい。

 

実際にレンガを直接貼ることも考えましたが、こちらもハードルが高すぎる

上に、レンガ自体が高い。レンガ柄の壁紙ではどうだろう。

 

早速、数枚、壁紙見本を取り寄せて、壁に小さな見本を貼ってみました。

レンガと一口に言っても、こぎれいなレンガ柄から、劣化した風合いの

レンガ柄から様々。

 

劣化した風合いのレンガ柄を貼ってみる。

悪くはないね。ボロに、劣化した風合いが馴染んでる。

でも・・・。

 

なんだこのハリボテ感は。

遠くから見ると立体なのに、近くから見ると、平面っていう。

学芸会とかでよくある、安い舞台セットの壁って感じ。

 

カッコ悪すぎる。。

 

じゃあ、小ぎれいなレンガ柄は・・・。

この感じ、どこかで見たことある。

えっと・・・。

あ、そうだ、この壁は

 

スーパーの食品売り場!!

 

によくある壁だ。

何かこの部屋にはしっくりこないなあ。

 

今度は、一番レンガ柄が薄いのを貼って見る。

よく見るとレンガ柄だけど、柄がうすくてぼんやりとしか柄がわからない。

あれ?印象が薄い分、他のレンガ柄よりも嫌味な感じがない。

でもこれじゃあ、レンガ柄にする意味がないよね。

とりあえず、後ろに下がって部屋全体を見てみる。

 

あれ?悪くないかも。

全体真っ白よりは微妙に変化があるし、柄が薄いからうるさくないし。

 

そんなワケで、壁紙がこれに決定しました。

 

部屋の良さはその部屋それぞれ。

アクセントにするのは、玄関ドアを開けたすぐの壁ですか?

それとも、一番面積の広い壁ですか?

それとも、トイレの壁ですか?

 

部屋と対話して、一番魅力的に変化しそうな箇所を探してください。

 

下の画像は、記事とは関係ありませんが、私の好きなショップ、

壁紙屋本舗さんの商品画像です。

この画像の商品は輸入壁紙でお高いものみたいなので、ちょっと手が

でませんでしたが、レンガ柄と一口に言っても、いろいろあるんですね。

特に、輸入壁紙はアートなものが多くて、見てるだけでも楽しいです。

賃貸向けに考えると、ちょっとコストがかかり過ぎかな?

 

 

お部屋のいいとこ探ししよう!その2

手を入れるのに、優先順位が高いのは、一体どこなのか??!

 

壊れている箇所は、間違いなく最優先

 

ですね。

 

次に、

 

温水洗浄便座とカメラ付きインターホン、

 

これがない場合は優先は次に高いでしょう。

 

20年越えの物件になると、温水洗浄便座やカメラ付きインターホンが

ついていないことがあります。

今の若者は、生まれてからずっと、温水洗浄便座が家についている世代です。

昭和の考えで、ただでさえ、家賃設定が安いのに、そこまでしてられない!

そう思ったあなた。

いえいえ、安く設置する方法もありそうです。

 

実は、温水洗浄便座とカメラ付きインターホンは、ネットで安く購入して

自分で取り付けることが可能です。

(おそらく、それが一番安い!!)

ただ、そういう作業が苦にならなければ、という条件付きですが。

私は、全くそういう機械的なものが苦手なタイプなので、そういうのが

得意な人に頼んで取り付けてもらいました。

ですが、今時、ネットで取り付け方法やら動画であがってたりするので、

本気でやる気があれば、できそうに思えました。

インターホンは、有線のものは、工事が大変そうですが、無線のものなら

割と簡単なんじゃないでしょうか?

温水洗浄便座は、取り付け工事コミコミで、単機能の機種が安いことも

あるので、調べて見てくださいね。

 

じゃあ、後回しにするのはどこ?

 

キッチン、バスは後回し。

 

改装でお金がかかる箇所に、水回りがあります。

キッチン、バス、トイレ。

このうち、キッチンとバスは、よくある標準的なワンルームのシンプルな

仕様のもので、壊れていなかったら、手を入れるのを辞めましょう。

 

キッチンも今どきのおしゃれな雰囲気にすれば人気が出るのでは?

 

そう、思いましたか?

ワンルームに住む単身世帯で、料理が趣味って人、割合的に少ないと思います。

周囲でも、ほとんどコンビニ弁当、作ったとしても最低限の料理、そんな人が

多いです。

 

と、いうことは、キッチンに求められるのは、必要最低限の清潔感です。

古いキッチンであっても、ピカピカに磨きぬかれたキッチンは、それだけで

気持ちがいいものです。

空室になったお部屋も、流しのシンクに所々サビが出ていましたが、

丁寧に磨き上げました。

磨き方も、ネットでよく出ています。

 

お風呂は、よくあるユニットバスでしたが、業者さんに清掃を頼んだ後も、

しつこいカビのようなシミが残っていました。

こちらも、ゼリー状の業務用カビ取り剤を購入して、対象箇所に塗布し、

上からラップをして数時間おき、シミを落としました。

清潔感、向上しましたよ!!

 

業者に頼むと高いですが、ほんのちょっとのことなので、自分でやって見ましょう。

費用が捻出できない時の、節約法は、やれることは自分でやる!ですね。

 

意外と見過ごしがちなところで、台所に手元ライトをつけるのに、引っ張るヒモ

がついていたのですが、これが、茶色く変色してみすぼらしくなっていました。

200円程度で、金属のポールチェーンがネットで販売されていましたので、

購入して紐を交換。

 

加えて、キッチンのタイルの目地が薄汚れていたので、綺麗に掃除して、

どうしても落ちなかったところは、目地マーカーで塗ってみました。

 

おー、清潔感出たね!!

 

くれぐれも、換気扇など壊れているときは交換して上げてくださいね。

これまでは、退去後のチェックでわざわざ部屋に電気を通してチェックした

ことはありませんでした。

ですが、不動産屋さんと、退去者の立会いが終了した後も、面倒ですが、

電気を数日だけ契約して、部屋をチェックすることをおすすめします。

電気が通ってないと、わからない、気づかない不具合もありますし。

思ったより、退去後の清掃等で数日だけ電気を通すというのは、費用は

そんなにかかりません。

電力会社に確認して見てくださいね。

 

これで、実務的な修繕は終了したとしましょう。

ここからが、空室対策です。

不備がある箇所を修繕する、これは空室対策ではなく、通常のルーティーン

です。

お財布には痛いですが、空室期間がこれから増えていくことを考えれば、

逆に手を入れても、元は取れるのではないでしょうか?

空室が長くなれば、部屋も痛みがちになっていきます。

 

さて、どこに手を入れる?

 

続きは次回へ。

 

 

 

お部屋のいいとこ探ししよう!

前回からの続きになりますが、退去後、すご〜く汚れていたお部屋が、

プロの清掃業者さんのおかげもあって、全体的にピカピカになりました。

あんなにも汚れていた部屋も、こんなにもよみがえるんですね。

2人がかりで、まる一日かけていただきました。

 

ちょうど、業者さんの清掃日、隣の空室の部屋で作業をしていた私は、

 

「すごく汚れているから大変でしょう。」

「こんなにキレイにしていただいて、ありがとうございます。」

 

と、業者さんにお声をかけさせていただきました。

若い清掃業者さんは、

「いえ、もっとすごい部屋を掃除したことがありますよ。」

と、おっしゃられておりましたが、一生懸命にやっていただきました。

 

今まで、退去後の清掃の様子を見たこともなかったのですが、大変な

作業だなと改めて思いました。

 

さて、キレイになったお部屋の中に一人、たたずんでみます。

すっかり、古くなってしまった部屋。

どこからどうしていいものやら。

多少はお金をかけて手を入れなければ、人は入らないのだとは思うのですが、

なかなか予算がとれません。

内装業者さんが持ってきた見積もりは、思っていたよりも高かったです。

そんなにお金かけても、安い家賃で貸している部屋で元を取るのは

大変です。

 

不動産なんて負の遺産なのか・・・。

 

そんな弱気な気持ちがよぎります。

いや、ダメな部屋なんてない。きっと、どこかに魅力がある。

きっと、ちょっとした工夫で。

 

古ぼけたフローリング、古ぼけた壁。

 

「あなたはもっと素敵になれるポテンシャルの高い子なんだ。

 きっと、もっと輝ける!」

 

また、部屋に話しかける危ないやつになってます。

 

業者さんの言うとおりに、内装リフォームしてもダメだ。

この子(部屋のことです(笑))にしかない良さがあるはず。

人と同じことしてても、ダメだ。

考えろ〜!!!考えるんだ〜!!

 

 

頭がパンクした私は、ネットであれこれ

 

今求められている魅了的な部屋とは、

 

を探し始めました。

 

そして感じたことは、案外、みんながみんなピカピカの新築物件が好きな

訳でもないんじゃないか?

と、いうものです。

 

「古民家をフルリノベーションしてオシャレに」

 

今流行りですよね。

 

 

 

あれって、どこかしら、全部ピカピカ、と言うよりも、どこか一部古い

部分をわざと残したり、懐かしさを演出している箇所もあります。

例えば、見ようによっては古いアパートも

 

「昭和レトロでオシャレ」

「ビンテージ感が素敵」

 

にもなり得るのでは?

オシャレ要素、重要です。

やれ、レトロやらビンテージやらでまとめれば、内装をフル改装しなくても

よくなります。

それによって、予算を少し削ることができるかもしれない。

 

さて、どこを削って、どこに手を入れるべきか?

 

まずは、ネット検索、あとは、オシャレDYIの本を図書館で読んだり、

 

「このオシャレ感はアパートに応用できるかも!」

 

と言う情報を、なるべくたくさん集めました。

重要なのは、安価で部屋に応用できるかどうかです。

そして、ここの部分だけはしっかり手を入れると言う箇所を決めます。

 

ここの、捨てる場所と、手を入れる場所、この優先順位を間違えると

勘違いな部屋の出来上がりです。

 

さて、優先順位が高いのはどこか?

 

次回に続きます。