空室対策。 ワンルームを素敵に!

老朽化した賃貸ワンルームは、年々借り手からの人気がなくなっていき、空室時期が目立つようになってしまいました。何か対策をしなければ!でも、費用はかけられない!試行錯誤のブログです。

トイレの神様はいる?

さて、前回、トイレをピカピカに掃除した話はしましたね。

あ、正確に言うと、ピカピカ手前のそこそこの状態までキレイにして、あとは

1日のプランで賃貸専門の清掃業者さんに部屋全体の清掃をお願い致しました。

ですが、そこそこキレイにしておいたおかげか、業者様の清掃は完璧なまでに

ピカピカにしていただきました。

最初の状態のままだったら、ピカピカにするまでの時間は取れなかったと思います。

 

そこそこの状態までと言っても、かなりの時間がかかりましたよ。

そうです。

それだけ汚れていたのだとお考え下さい。

 

自分が自ら手をかけて、時間をかけて掃除していると、いろいろなことが

見えてきます。

やはり、何事も人任せはダメなんだなと思いました。

実は、退居者が出る度に業者さんに清掃を依頼してきましたが、一度も

自分で汚れ具合とかを細かく確認したことはなかったのです。

何も手をかけなくても、うまく回っている時はいいのでしょうが、

今は、このワンルームも試練の時です。

ぜひ、一度、トイレをピカピカに磨いてみることをおすすめ します。

 

トイレの神様、なんて歌がありましたが、実際、トイレには

 

「何かがある」

 

気がします。

 

宗教的なこととか、風水的なこととか、そんなものはさっぱりわからないですが、

おトイレと玄関がキレイ、それだけで部屋の価値がぐっと上がる気がするのです。

ぜひ、トイレと対話してみて下さい。

 

さて、業者さんの清掃も終わり、トイレがキレイになってうれしい気持ちと

同時に、一つの考えが浮かびました。

自分がアパートを探している立場だとして、こんな古びたトイレの部屋を

借りたいと思うだろうか?というものです。

 

清掃して清潔になったとはいえ、壁も古びていて、薄汚れたよくある白い

壁紙が貼られていて、今時、温水洗浄便座もついていない。

いくら、安い家賃で貸しているとはいえ、夢も希望もありません。

疲れて家に帰ってきて、ちょっとトイレに入ってリラックス、そんなひととき

に、ちょっと気分が上がるトイレだったらいいですよね。

 

家賃が安くて、駅近で、おしゃれなデザインワンルームが流行っている

そうで、テレビなどでも時々特集が組まれているのを見かけます。

なぜ安くてできるのか?

それは、とっても面積が狭いんですよね。

ロフトを作ったりして、うまく設計されてはいるものの、あまりに狭くて、

ちょっとおしゃれな都会生活を送りたい、でも、家は帰って寝るだけ、

のような若者にはいいかもしれませんが、社会人になって数年もすれば、

狭すぎて飽きてくるのではないでしょうか?

 

この「おしゃれ」要素は案外バカにできない要素だと思います。

若者の考える「ちょっと素敵な一人暮らしライフ」のおしゃれ要素は、

家賃の高い安いに関係なく、多くの人が求めているからです。

中には、暮らしやインテリアに無頓着な人もいるでしょうが、こんなに

狭くて窮屈なおしゃれデザインワンルームが流行ることからして、

間違いなく、「おしゃれ」要素を求める人は増えていると思うのです。

 

低コストでデザイン性の高い洋服やインテリアが大量に消費される今の時代、

住宅においても、高い部屋ではなくともデザイン性を求める流れはあるの

でしょうか。

 

空室になったお部屋は、古びてはいるものの、面積はまあまあワンルームとして

は広い方でした。

さあ、狭すぎるおしゃれデザインワンルームに飽きた人が、

 

「 家賃をあげずに広いお部屋に住みたい!」

 

と、考えたとしたら、この部屋はちょっと古いけど広くて良い物件なのでは?

 

このお部屋は、駅からそう遠くもなかったですし、十分に勝算はあると

考えました。

 

まずは、周辺の似たようなタイプのワンルームの空室状況をネットで検索

してみます。

あります、あります、空室の山。

どれもこれも、古くて魅力のない物件ばかり。

この部屋に住んでみたい、そんなワクワク感が皆無です。

古いながらに頑張って、水わまりをリニューアルした感じの物件も見られ

ますが、それで魅力的な物件になってるかというと、そうでもないような・・・。

 

じゃあ、基本的なところで、

 

「魅力的な物件」って何?

 

って話になっちゃいますが、結局のところこれはその人の価値観によって

変わるものなのでしょう。

人によって、これは大事とするところはまちまちです。

 

そう高くもない家賃で貸しているワンルームに、豪華なシステムキッチンや、

豪華なバスルームをつけて、豪華なものが好きな人をターゲットにして

改装しても、きっと人はこないし、そもそもそんな費用は捻出できませんし。

 

できるのは、できるだけ低コストで魅力をます工夫、これのみです。

じゃあ、どうする?

 

次回に続きます。

退去後のお部屋がビックリするほど・・・

またまた別のお部屋が空室になったと連絡が入りました。

早速見に行きましたが、これがビックリするほど・・・。

なんだと思います?

それは、

 

汚い・・・

 

私が一番恐れていた事態です。

日本人の美しい思いやりの精神に、

「立つ鳥跡を濁さず」

ってありますよね?

この言葉は、まだ生きてますか?

大丈夫ですか?

 

そのお部屋は、全く掃除がされてない状態でした。

部屋全体がダークブラウン?セピア色?、とにかく茶色い!!

そう、タバコのヤニです。

むせ返るような匂いつきです。

早速、清掃を業者の方に頼んだのですが、これってどう見ても、

一日仕事では無理なお部屋ですよね?

一応、一日でやってくださることにはなりましたが、正直、自分が

業者さんだったら、泣きます。

ざっとは清掃してもらえるでしょうが、私の理想とするところの

磨き上げるようにキレイに仕上げる時間は、おそらくとれないでしょう。

 

しょうがないなあ・・・

 

次に入る入居者さんには、気持ちよく生活してもらいたいんです。

ピカピカに磨き上げられて、前入居者の気配が全くない状態に

したいんです。

だって、もし自分だったらそうでなきゃイヤだから。

 

そして、手にゴム手袋をはめ、最もハードルが高い状態であったトイレから、

掃除を始めたのでした。

 

「待ってろよ〜、君は本来もっとポテンシャルが高い子なんだ。

 今、ピカピカにしてやるからね〜。」

 

部屋に話しかける危ないヤツです(笑)。

皆さん、不気味に思わないでくださいね。

床がボロボロに!

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不動産屋さんから連絡があり、空室になったとのことで空いたお部屋を

見に行きましたが、フローリングの床が、目立つ真ん中部分が変色して

しまっていました。

こすったような?湿った何かを長期間置いていたのか?明らかに傷んで

いるのがわかります。

退去の立会いの時には、掃除がされておらず、床が非常に汚い状態だった

ので、傷んで白っぽくなっていたのがわからなかったよう。

 

部屋のど真ん中がこんなに劣化した状態では、次の人に貸せないなあ・・・。

20年ごえのフローリングはそれなりに傷んではいるので、張り替え時では

あるのかも知れません。

早速、フローリングの張り替えの見積もりをお願いしましたが、これがまた

 

高い・・・

 

ただでさえ、安い賃料で貸しているお部屋なのに、そんなお金出せません。

どうしよう。

 

まず思いついたのが、

 

「自分で張り替えたらどうかな?」

 

という浅はかなものです。

近年、DYIブームで、森泉ちゃんやら、ヒロミさんやら、みんな自分で

やってるよね?

私にもできるかな?

 

一応調べました。が、しかし、やはり、普段趣味でやっている人はいいのかも

知れませんが、全くDYIからほど遠い人間がやるにはハードルが高すぎました。

 

素人でも貼れますよ!、みたいな、既存のフローリングの上から貼れる、

ビニールのなんちゃってフローリング板もたくさん売られていましたが、

考えれば考えるほど、不器用な私には難しく感じてしまいます。

 

何かいいアイデアは・・・。

白く変色してしまったフローリング、上から色を塗ってしまえばいいのでは?

その時、ある知人の話を思い出しました。

 

美大出身の知人は、昔、借りていたアパートを退去する時に、うっかり油絵の具を

つけてしまった箇所があることに気づき、汚れをとることを試みましたが、

時間が経っていたため、とれず。

そこで、その油絵の具がついている箇所の上からさらに、絵の具で塗り直して

周囲と同化させることに成功したらしいのです。

つまり、畳の上についてしまった油絵の具があったとしましょう。

その絵の具がついている上から、畳色を調合して周りの柄と溶け込むように

線や模様や柄など、細かく描いていってごまかした、というものです。

 

すっかり、畳柄に塗られたその箇所は、周りと溶け込んでわからなくなったそうです。

まあ、本当はダメですよ。

ちゃんと、汚してしまった箇所については申告すべきです。

 

そう、この話からもう結論はわかりましたよね?

白く変色したフローリングの上から、数種類の塗料を絶妙にブレンドしながら

美大出身の知人に塗ってもらいました。

木目とかもそっくりに描いてもらいながら。

 

塗り終わった後、仕上げにワックスでツヤを出すと、

 

おお〜!キレイになった!素晴らしい!!

 

なんだか、傷んだ床になる前より雰囲気良くなったような?

これでなんとか、床問題は解決しました。

 

 

老朽化して魅力がなくなってしまった物件。

現在、築20年以上の賃貸ワンルームのお部屋を数部屋所有中。

新築時は何もしなくてもすぐに借り手がついたのに、今ではすっかり人気がなくなって

しまいました。

悲しい・・・。

あの頃はあんなに輝いていたお部屋が、今ではすっかりボロボロに。

(みんな部屋の使い方荒いよ〜(泣))

 

時代とともに魅力がなくなっていったお部屋は、ちょいちょい空室時期が

発生するようになり、なんとか改善策を考えねば!

しかし、大金をかけてリフォームする余裕はありません。

そんな試行錯誤をつづったブログです。